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折箱の歴史
折箱の起源は西暦600年頃の聖徳太子の時代にさかのぼります。朝廷への献上物をのせるために使われた木の台紙が始まりで1度かぎりで2度と使わない貴族の食器として重宝されました。その後、安土桃山時代には、携行食の容器として江戸時代には、芝居の幕間に食べる幕の内弁当の容器として使われました。そして、明治時代には駅弁の容器として広がり折箱屋という看板が掲げられるようになったといわれています。折箱は、世界中どこを探しても同類のないわが国独特の食文化の一翼を担ってきた日本固有の食品容器なのです。
木の香りとぬくもりがあふれる天然素材の容器、それが折箱です。 食品容器としての折箱は、通気性に優れ、吸水力・保湿力・防湿力が抜群で さらに木が本来もっている抗菌作用が食材の腐敗を遅らせるので、鮮度を保ち 四季を通じて料理をおいしく、安全に食べられるようにしてくれます。 また、折箱は積み重ねや軽度の衝撃にも耐えることができます。 お弁当の容器としてはもちろんのこと、木目の美しさを生かして、 風合い豊かなすべてのパッケージングに最適です。 アルミホイルに包んで燃やせば簡単に活性炭ができ 冷蔵庫の消臭材や植物栽培の肥料として再利用することもできます。 また、松の特性を活かして、水に漬けこんでおけば除草剤として作用します。 無駄なごみを出さず、自然環境にもやさしい日本がはぐくんだ独自の伝統容器です。