社長として「心を整える」時間を持っています
社長あいさつをご覧になられた方は、正直驚かれた方も多いかもしれませんが、
社長を務めております私は、何を隠そうまだ30代の若輩者です。
日本の伝統の一端を担うことができる、この折勝という企業を営むことに誇りを持ち、
精進を重ねる毎日ですが、
いかんせん、自分の人生経験の乏しさから、至らぬ点があることも痛感しております。
急に社長を務めることになりましたのが3年前のこと。
初めのただ無我夢中の時期を越えてきたところで、
不思議なものですが、
真剣になればなるほど、とめどなく迷いや悩みがあふれて参りました。
これは根本的なところから何かを変えなくてはいけないのではないだろうか、
ともどかしさを感じ始めた頃、
幸いにも学びの場をご紹介いただく縁に恵まれました。
内容は「東洋哲理体系」です。
論語や陽明学、朱子学の講義を受けるというよりも、
自分のあり方を学ぶ場といったほうが正しいかもしれません。
経営者として、リーダーとしてどうあるべきか
どんな心持ちで、物事や人に相対していくべきか
儒教をベースに毎月学ばせていただいています。
深い智恵に触れてゆく中で、自分の中に発見があることも新鮮な驚きです。
月に一度、現場を離れて、自分を俯瞰する、
1つ1つの原理原則から、自らの行動や思いを振り返る、
そんな心を整えるひとときを持つようになってから、
理論と実践との難しさを感じつつも、
少しずつですが、理想とする折勝の姿や社長業を具体的に思い描き、
目標として向かえるようになってきた気がいたします。
今月も、そして本日も、心を整えて日本の伝統を背負い、励みます。